前回解説した「フォルダ」ですが、大きく分けて「ユーザーフォルダ」「通常フォルダ」「システムフォルダ」があります。
特に1台のパソコンに複数のユーザーを作成して使用していた場合、その違いが重要になってきます。
●ユーザーフォルダ
「デスクトップ」「ドキュメント」「ダウンロード」などのフォルダです。
1台のパソコンに複数のユーザーを作成して使用していた場合、それぞれのユーザーに対して独立して存在します。例えば、ユーザーAの「ドキュメント」フォルダにあるファイルは、ユーザーBの「ドキュメント」からは見えません。
Aさん「Excelで作った売上表のファイル、『ドキュメント』フォルダに入れといたから」
Bさん「え、無いよ・・・?」
ということになります。
●システムフォルダ
Windowsの動作に必要なフォルダです。このフォルダの中身をむやみに削除したり変更したりすると、最悪Windowsが起動しなくなります。パソコンに詳しい方以外は触らない方が無難です。
(逆にパソコンに超詳しくなりたい方は、リカバリディスクを作成した上で色々いじってみるのも良いです。Windowsが起動しなくなったら、リカバリディスクで初期化しましょう。)
●通常フォルダ
ユーザーフォルダ・システムフォルダ以外です。
例えば、C・Dドライブに自分で作成したフォルダは通常フォルダになります。これらのフォルダなら
Aさん「Excelで作った売上表のファイル、『マイビジネス』フォルダに入れといたから」
Bさん「お、このファイルやね」
ということになります。
通常フォルダは基本的にはどのユーザーも自由に変更・削除できるのですが、フォルダによっては追加インストールしたソフト等が使っている可能性もあります。パソコンに詳しくない方以外は、自分が作成したフォルダ以外は触らない方が無難です。
システム管理者もやっている私でも、複数の人が使うパソコンによく分からない通常フォルダがあった場合は「これ、消してええの?」と確認することがよくあります。
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